教授あいさつ

当研究室では、『機械で臓器が作れるか』をテーマとして、科学技術・工学技術で生体組織や臓器を作る研究を進めています。
なぜ、こんな研究を？と思われるかもしれませんが、科学の力で生体組織や臓器が作れるようになると、21世紀の医療技術や医学、生命科学が大発展できるからです。
組織や臓器を科学の力で作ろうという研究を、組織工学・再生医療、英語で言うと、 Tissue Engineering, Regenerative Medicineといいます。
今、世界中で研究が進められています。

当研究室では、先進医工学技術を開発して、未来の医療技術・生命科学の発展に貢献するという使命のもと、先端的な科学技術や工学技術を積極的に応用開発して、生きた組織・臓器作りの研究にチャレンジします。

研究テーマ：『機械で臓器が作れるか』

1. バイオプリンティング・バイオファブリケーション技術の発展
2. 灌流培養
3. 微粒子作製技術
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
4. 特殊ナノファイバー技術
5. その他のキーワード：医工連携、生命計測、健康福祉工学

医学や生命科学の発展は、世界中の人々の健康と命を守ることにつながります。
しかも、これからの医療技術や生命科学の研究は、工学技術がモノを言う時代です。
生体医工学を学び研究して医療や生命科学の進歩に貢献したい、そんな使命感あふれる方は大歓迎です。
ぜひ当研究室へ来て、一緒に研究しましょう。

2009年4月　富山大学　生命工学科　教授　中村真人（記）