皆様はじめまして。８月１日より富山大学にPME養成プログラム担当コーディネーターとして就任しました。前職は、企業で専ら生産プロセス技術開発やシステム開発部門に従事し、その後富山県立大学で約７年間産学官連携コーディネーターを経験しました。ライフイノベーションの大きな推進力として期待される学生諸君がPME養成プログラムを通じて、社会に貢献できる技術を身に着け育っていくことを願って、学生諸君の希望が叶うように縁の下の力持ちとして全力を注ぐ所存です。今後とも宜しくお願いします。

※本コースでは専任コーディネーターが履修生の個別学習就職指導にあたります。

【PMEプログラム履修生が「トビタテ！留学JAPAN日本代表プログラム】１期生に、今夏スイス・バーゼルへ留学！！】
「トビタテ！」は文科省企画、官民運営による「将来世界で活躍できるグローバル人材を育成する」新しい留学制度です。本学大学院理工学教育学部（工学領域）知能情報工学専攻に在籍し、ファーマ・メディカルエンジニア養成プログラムも履修する福嶋才貴君（２年生）がその第１期生（自然科学系、複合／融合人材コース）として選抜されました。2014年8月から約2ヶ月にわたりスイス連邦バーゼル市にある製薬分野で世界最高峰のPharma Center, University of Baselに留学し、コンピューター・シミュレーションとナノ分子技術を用いた先端的製剤技術の研究を行いました。

　11月16日より、PME養成プログラムの特命助教として就任いたしました。「ニワトリはなぜ毎日卵を産めるのでしょうか？」。私は、家禽の生殖機能の解明に、顕微授精技術を駆使して取り組んでいます。「異業種参入」という言葉をよく耳にしますが、医薬品開発では、従来の醗酵工学は勿論のこと、近年のエボラ熱で話題となった医療工学を得意とする富士フィルムと地元医薬品メーカー・富山化学工業のコラボが注目されています。この事例のように、鳥のヒナを顕微授精法を用いて世界で初めて孵化させた経験を生かして、医学・薬学等のますますの発展に少しでも貢献できるよう、学生の皆さんと一緒に学んでいきたいと思っていますので、宜しくお願いいたします。